風 山 堂

(foussin's diary)

太陽系をイメージしながら空を見る(1)

地球の車窓から(6)

 とりあえず、はてなブログで object タグが使えることが分かった。これは、フラッシュ動画などが貼り付けられることを意味している。ただし html 直入力なので、ちょっと面倒だけど…

『太陽系』から連想するイメージ

 さて。太陽系といえば、普通は次のようなイメージが浮かぶ。

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 これは Mitaka というフリーソフトの実行画面を動画キャプチャしたもの。Mitaka は国立天文台の次のページでダウンロードできる。

    http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/

 火星の外側の塵のような物は小惑星。このように、太陽の周りを整然と惑星が運行している…というのが、太陽系から連想するイメージだと思う。

補足

 ちなみに、この太陽系の図は、上(北)から見下ろす視点になっている。…ということは、太陽系の背後に見える星星は、主に南半球で見れる天体ということになる。

 背景の星の中に、一際明るいヤツがあるけど、それはシリウスの次に明るい恒星『カノープス』(-0.7等星)だ。日本では、まず見れない南天の星。沖縄辺りまで行けば、地平線ギリのところで見えるかもしれない。

 さらに、太陽の右側に見える雲みたいなヤツは、たぶん『大マゼラン雲』だと思う。南半球では、大マゼラン雲、小マゼラン雲が見える。宇宙戦艦ヤマトでは、そこにイスカンダルがある設定だった。雲といっても、これらは星雲ではなく、天の川銀河の切れっ端…的なもので、恒星の集まりだ。

 地球からマゼラン雲までの距離は、およそ15万光年。銀河系の直径が10万光年…ということを考えれば、マゼラン雲というのは銀河系のコブのようなものと捉えることができる。

空の向こう側にある太陽系を想像する

 今や地動説を疑うものは誰もいない。だが、現実には、地上から見る天体は動いているように見える。先ほどの Mitaka では、視点の中心を太陽に固定していたが、地球を中心軸として天体の動きを見ることもできる。↓

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 地球から宇宙を見ると、こんな風に動いているように見えるワケだね。ただし、この動画では、毎日の午前4時の天体の位置を定点観測したカタチになっていて、公転運動の動きだけを表現している。

 地球は公転と同時に自転もしているので、本当は24時間ごとに全天が回転しているように見える。その場合は、背後のカノープスも、マゼラン雲も、みんな一緒に回転する。

 地上から空を見ると、全天が回転しているように見える。で、頭の中で、実際には見えない惑星の公転軌道を空に描いてみると、太陽系の具体的な姿をリアルに感じることが出来る。

次回へ続く (インターバルが空くと思う)