風 山 堂

(foussin's diary)

今どきの星空(曇天だけど…)

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date: 2013.12.06 Fri 00:41
PENTAX X-5(コンデジ) f/3.1、2秒露出、ISO-1600、4mm(換算22mm)

 ラブジョイ彗星を撮るにはイマイチの天候が続いている(特に東の空が)。ご覧のとおりの曇天だが、それでも木星、シリウス、リゲル、アルデバラン等は写真には写せる。よく見ると昴も写っている。


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date: 2013.12.06 Fri 00:28
PENTAX X-5(コンデジ) f/5.5、4秒露出、ISO-1600、39mm(換算218mm)

 オリオン座の三ツ星をアップで狙ってみた。下の縦に並んでいるのは通称『小三ツ星』。真ん中のぼやけているのがオリオン大星雲(M42)。


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date: 2013.12.06 Fri 00:48
PENTAX X-5 f/5.9、1/2秒露出、ISO-1600、104mm(換算580mm+デジタルズーム)

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date: 2013.12.06 Fri 00:51
PENTAX X-5 f/5.9、1/5秒露出、ISO-1600、104mm(換算580mm)

 木星のアップ。ガリレオ衛星も写ってる。木星の現在の光度は -2.6等級。木星の右に見える星はふたご座の星。星図ソフト(mitaka)で確認してみると…

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…ワサトという星だった。肉眼では見えなかった… カストルとポルックスは東京でもすぐ分かるけど、他の星はよく見えない(7倍ぐらいの双眼鏡なら、かなり見える)。


もうすぐ『ふたご座流星群』の極大日:

 来週の 12/14(土)が『ふたご座流星群』の極大日だとか。で、しばらくの間、木星はずっとワサトの辺りにいるので、流星群の放射点の目印になってくれると思う。これは便利だ。しかも週末なので、じっくり観測できる人も多いと思う。

 ふたご座流星群の放射点はカストルの辺りらしい。まずは木星を探す。夜空で一番明るい星なので誰でも簡単に分かる。その左側にある 2つの星がカストルとポルックス

 流星が写真に撮れるかどうかは運次第だが… 仮に撮るとしたら『広角レンズでバルブ撮影』を辛抱強く繰り返すしかないと思う。光害がヒドイ東京では ISO-100 で 30秒露光ぐらいが限界かなぁ……


夕方の金星と月:

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date: 2013.12.06 Fri 16:54
PENTAX X-5 f/5、1/50秒露出、ISO-1600、24mm(換算133mm)

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date: 2013.12.06 Fri 16:57
PENTAX X-5 f/5.3、1/50秒露出、ISO-1600、30mm(換算169mm)

 露出計は完全なアンダーだったけど、構わず 1/50秒で撮った。ちょうど今時が金星の最大光度 -4.7等級だったので、ちょっと撮っておこうと思って。


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date: 2013.12.06 Fri 16:54
PENTAX X-5 f/5.9、1/50秒露出、ISO-1600、104mm(換算580mm)

 月のアップ。金星のアップも撮ってみたけど、ただの『大きめの点』が写っただけだった。。。


 今回の撮影で分かったのは、ISO-1600 ならばバルブにしなくても撮影可能ってこと。超望遠でバルブで撮ると、日周運動による被写体ブレが出てしまう。それを防ぐにはシャッター速度を短めにする。でも、クオリティは低い…露出不足すぎるとノイズが目立つ。やはり、一番いいのは赤道儀を使う…だなぁ。