立春の雪
早いものでもう 2月。昨日は節分だった。節分とは節気の分かれ目、つまり立春の前日という意味で、文字どおり本日は立春だ。
だが『節分=2月3日』で『立春=2月4日』というのは今のところの話で、2/3, 2/5 が立春になる日も今後はあるらしい。そして過去にもあったハズだが、当時は旧暦だったので『2/3=節分』というルールはなかったから、確認しても無駄だな(旧暦の立春は 1月上旬頃)。
余計な薀蓄は置いといて、とにかくもう立春だ。このところ割と温暖な日が続いて、何となく春の兆しを感じていた。今年はもう、雪なんか降らないんじゃないだろうか…なんて思った矢先に雪が降った… 考えてみれば、関東で降雪が一番多いのは 2月だった。まだ油断はできない。
とにかく雪だ。昨年 2月6日にも雪を撮っていて、シャッターを 1/500 秒にすれば雪を静止させて撮ることができるハズ、という結論を得ていた。それを実践する日が来た訳で、喜び勇んで外に出たワケです。うはー。
・・・カメラ:PENTAX K-50
・・・レンズ:smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM(換算27-405mmズーム)
・シャッター:1/500 sec に固定
アクセサリー:なし(1/500 sec なので、もちろん手持ち撮影)
・・撮影日時:2014.02.04 Tue 16:30 - 16:50
270mm(換算405mm)、f/6.3(マニュアル)、ISO-1600、time 16:31
270mm(換算405mm)、f/6.3(マニュアル)、ISO-1600、time 16:32
この 2枚はベランダから撮影。雪の粒を大きく見せようと思って超望遠にしつつ、ピントを手前の虚空に合わせてみた。が、ピント範囲に雪が降って来る確立は非常に低く、ほとんどがピンボケになるようだ。
こんな写真は綺麗とは言えないね。はらはらと舞い落ちる雪にピントを合わせるには、もっと絞らないと駄目っぽいが、それでもピンボケの雪はたくさん写り込むだろうな。…んー、諦めた(早っ)。
115mm(換算172mm)、f/5.6(マニュアル)、ISO-1600、time 16:37
58mm(換算87mm)、f/4.5(マニュアル)、ISO-1600、time 16:38
拡大してみると、雪が静止していないことが分かる。…雪というより粉雪&ミゾレなのかな。撮影を始めたのが、ちょっと遅かったかも。拡大すると、枝に積もった雪質がザラメ状ってことも分かる(と思う)。湿って重い or 溶け始めてる雪ですかね。16Mピクセル画像だと ISO-1600 の高感度・祖粒子 粗粒子でもここまでは写る。
58mm(換算87mm)、f/7.1(マニュアル)、ISO-3200、time 16:39
37mm(換算55mm)、f/7.1(マニュアル)、ISO-3200、time 16:39
感度を ISO-3200 にして、その分ちょっと絞ってみた。また雪が大粒になって、静止して写るようになった。完全には静止できなくても、1/500 だと小さな雪も流れずに写る。低速シャッターで撮ると、ただ路面が濡れているだけにしか見えないので、雪は高速シャッターがいいと思った。
あと、白くみえる空の中に、逆光で暗くなった雪の影がちゃんと写っている。これは収穫だったな。真っ白に飛んでしまうと思っていたので。
270mm(換算405mm)、f/7.1(マニュアル)、ISO-3200、time 16:41
270mm(換算405mm)、f/7.1(AF)、ISO-3200、time 16:41
上は、手前の雪にピントを合わせて超望遠で撮ってみた。こうなると、雪景色というより『ガラス越しに見た雨の光景』にしか見えない。マニュアルフォーカスはここまで。後は AF で適当に撮り回った(シャッター速度は 1/500 秒のまま)。
75mm(換算112mm)、f/7.1(AF)、ISO-3200、time 16:44
こういうのは明日の朝、改めて撮り直したいトコロ。明朝は晴れて、しかも冷えて凍結するらしいので『朝日にきらめく凍った枝』が撮れると思う。
18mm(換算27mm)、f/7.1(AF)、ISO-3200、time 16:45
畑。真っ白だ。で、画面にムラが見えるのは、ピンボケの雪ではなくて、レンズに水滴が付き始めたため。。。たまに拭き拭きしてるんだけど、そろそろ限界…
26mm(換算39mm)、f/7.1(AF)、ISO-3200、time 16:49
近所の雑木林。そろそろ雪もやみはじめたので、この辺でお仕舞い。