風 山 堂

(foussin's diary)

Inkscape で『朔望月早見盤』というものを作ってみた

 10日ぐらい前に、こんな物を作った。

f:id:foussin:20140210045736j:plain

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 これを回転させると、1日の黄道の変化が分かる…という日周運動再現装置(大袈裟?)なのだ。だがしかし、ご覧のとおりの廃材で作った雑な出来栄え。もうちょっとやりようがあったのではなかろうかと思い、ドローソフト Inkscape (フリーソフト)でシコシコ作ってみた。

二十四節気と朔弦望早見盤:
改訂版:レイヤー5,6 (月の虹ウォッチャー) を追加

関連記事:

●月冴える晩、を予測する…(2014.03.10 Mon)
 http://foussin.hatenablog.jp/entry/2014/03/10/021213

●太陽と地球とローカル時間の関係 (2014.03.09 Sun)
 http://foussin.hatenablog.jp/entry/2014/03/09/011024

其ノ1:
二十四節気と朔弦望早見盤:solarterm_synodicmonth.svg
 ファイルサイズ:111 KB
   用紙サイズ:260.50(w) x 257.76(h) mm
svg image
ダウンロード:http://blue.zero.jp/foussin/cgi/src/example/svg/solarterm_synodicmonth.svg
図形が表示されたら、画面を右クリックで保存できます。本日は二十四節気雨水。なので、デフォルトとして目盛りを雨水に合わせてあります。で、今日の月齢は 19。先月の末日(1/31)が朔だったので、今月は月齢と日数が一緒という、稀な月になっている。

其ノ2:
朔望月早見盤:synodic-month.svg
ファイルサイズ:74 KB
  用紙サイズ:221.46(w) x 202.42(h) mm
svg image
ダウンロード:http://blue.zero.jp/foussin/cgi/src/example/svg/synodic-month.svg
図形が表示されたら、画面を右クリックで保存できます。其ノ1、其ノ2、どちらもほとんど同じだけど、片や『二十四節気と月の関係』、もう片方は『月と太陽の黄経差』について、分けて説明するために用意したもの(一応、それなりに意味がある)。

<!--
  Created by foussin
  (http://blue.zero.jp/foussin/cgi/src/example/svg/)
  使用フォント:MS PGothic、Meiryo UI、Meiryo
  初版制作日時:2014.02.18 Tue 21:51 (JST)
  北半球専用(たぶん)

  月齢の数値は大雑把(360度÷30日=12度で等分)
  朔望月周期は 29.5日なので、本当の月齢とは若干のズレがある
  (月齢 + 1 で旧暦日数と等価…という考え方)

  改変自由、フリーソフト扱いのデータとして公開します。
  活用はご自由に(個人使用の範囲内なら許諾不要)。
  -->

 ダウンロードしたファイルは、Inkscape がインストールされたパソコンなら、ダブルクリックするだけですぐに編集できます。今回の図形の具体的な使い方は後日説明します。試しに Inkscape を使ってみては? まずは思う存分いじってみて。図形を壊しても、何度でもダウンロードしてやり直せば OK なので。

 Inkscapeフリーソフトながら Adobe Illustrator の弟分って感じで、割と高機能です(ちょっとクセがあるが)。しかも、SVG ファイルは html5 やブラウザとの親和性も良い(ブラウザにドロップして表示可能)。XML が読める人はテキストエディタでも編集できる(自分はできないけど)。

 今回はここまで。