Inkscape で BD(DVD)インデックスカード作った
カテゴリ:ブラウザ・印刷・Inkscape・SVG
前回の続きは次回に繰り越します。それよりも、SVG ファイルを『ブラウザで印刷』してみると、色々と問題があることが分かったので、そっちを先に書きます。
BD(DVD)インデックスカード(SVG 図形):
先日、安い Blu-Ray Disk を買ったら、インデックスカードが入ってなかった。以前から既製のカードには不満点もあったので、この際だから Inkscape で自作してみた。
測ってみると、サイズは 120 x 120 mm。で、こうなった。↓
この図形を『右クリック』して PC に保存し、Inkscape で開いて印刷してください。ブラウザから印刷しても上手くいかないので。
右クリックで保存。
DVD や BD のインデックスカードのサイズは決まっているので、そのサイズで作画し原寸大で印刷する必要がある。が、ブログに貼った SVG をブラウザで印刷してみると、どうしても上手くいかない… Firefox、GoogleChrome、IE で印刷してみたが駄目だった。↓
Firefox と IE の場合、原寸よりも小さく印刷されてしまった。dpi の設定が違うのか、あるいは図形の周辺に強制的に余白が挿入されてしまうのか、原因は不明だがサイズが小さくなってしまう。
GoogleChrome の場合、サイズは原寸で印刷できるが、色が変になる。どうやら『彩度』が強調されるらしい。この色合いは default.css をリセットすれば直るのだろうか。Chrome は色がウソ臭いと何となく感じていたが、やっぱりな。。。
そんなこんなで、せっかくブラウザで綺麗に表示できる SVG 図形なのに、ブラウザからの印刷は上手くいかない。ブラウザに wysiwyg を求める気はないが、せめて SVG 図形のサイズと色ぐらいは正しく解釈してほしいな、と思った。
SVG 図形の印刷は Inkscape で:
Inkscape で印刷し、カッターで切り抜いてケースに入れてみた。ちなみに、ラベルの項目は次のようにした。
No. .... ナンバー Mode .... 録画モード(画質:DR, AF, AN, AS 等) Time .... 録画時間 Title ... 題名
画質低めのモードで録画すると、BD でも 10時間分ぐらいはダビングできる。そうなると既存のインデックスカードでは行数が足りない。ということで 40行分の記入ができるようにしてみた。
作品の精度や操作性を比較すると、やはり Adobe Illustrator や CorelDRAW の方が優れている。あと、こういう地味なレイアウトを作るなら、OpenOffice.org Draw なんかを使った方が簡単に作れたかもしれない。が、SVG と html5 の親和性の良さは確かに魅力的だ。今回はここまで。