風 山 堂

(foussin's diary)

3月も、1日と31日が新月(朔日)

カテゴリ:月齢・こよみ・二十四節気

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カレンダー(3月)

 今月は朔(新月)で始まり、朔で終わる。つまり『日付=旧暦日付』が成り立つ。本日3月6日(木)は、旧暦の2月6日になる。月は違うが日数は同じになっている。

 さらに、朔の日は月齢 0 なので『旧暦日付-1=月齢』となる。という訳で、日付から今日の月齢が簡単に分かる。月の写真を撮る人にとっては、今日の月の満ち欠けの具合が日付を確認するだけで予測できるので、便利でいいなって思う。
 

2014年は、月齢が予測し易い月が続いた:

 実は、今年の1月も朔で始まり朔で終わっていた。で、今年の1月~3月までは、1日か31日のどちらかが朔日となっていた。具体的には、こんな感じ。↓

1月1日が朔日(月齢0)。ということは、
1月は…『日付-1=月齢』、『日付=旧暦』…分かり易いね

1月31日が朔日(月齢0)。ということは、
2月は…『日付=月齢』、『日付+1=旧暦』…分かり易いね

3月1日は朔日(月齢0)。ということは、
3月は…『日付-1=月齢』、『日付=旧暦』…分かり易いね

3月31日は朔日(月齢0)。ということは、
4月は…『日付=月齢』、『日付+1=旧暦』…分かり易いね

 こんな感じで、月齢が簡単に分かるこよみが 4か月も続く。4月29日から、朔日がちょっとずつ現行暦とズレ始める。今年のこよみがこのようになっていれば、お月さん関連のブログ記事を書きたくなるのも道理といえましょう。
 

今月上旬の『日出~日没』『月出~月没』:

日南中時刻11:52、日南中高度49度、薄明始04:40、薄明終19:05

月.日  日出   日没   月出  月南中  月没   備考
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03.01  06:11  17:36  05:42  11:39  17:36  朔(17:00)
03.02  06:10  17:37  06:22  12:33  18:45  月が天の赤道を通過(13:01)
03.03  06:09  17:38  07:00  13:25  19:51  -
03.04  06:07  17:39  07:39  14:17  20:56  -
03.05  06:06  17:40  08:18  15:08  21:59  -
03.06  06:05  17:41  08:58  15:58  22:58  啓蟄(01:02 太陽黄経 345度)
03.07  06:03  17:42  09:41  16:47  23:54  -
03.08  06:02  17:42  10:26  17:36  00:46  上弦(22:27) 月没は翌日(以下同)
03.09  06:01  17:43  11:14  18:23  01:34  -
------------------------------------------------------------------------
※月南中時刻は概算なので正確ではありません(誤差1~2分程度)。

 だいぶ日が長くなってきた。薄明終わりの時刻は 19時過ぎになっている。そのため、月が冴え冴えと輝きだすのは 19時半以降になると思う。
 

本日は二十四節気啓蟄

 啓蟄とは太陽黄経が 345度になる日。あと 15度(約15日後)で春分だ。春分の前後 1か月ぐらいの間が、日が急激に長くなる頃で、夜の明るい月を楽しめるのは今シーズンでは来週いっぱいまでとなる。それを過ぎると、晩秋まではぼんやりとした暗い月が続く。

 ぼんやり仄暗い月も味わい深いものだけど、明るい月には、もっと感動的な自然現象にめぐり会える可能性があるのです。それについては後日(今週中)改めて書くので、お楽しみに。
今回はここまで。(続く)