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風 山 堂

(foussin's diary)

漢字一文字で広義の意味を成す単語

…というのは、だいたいが漢和辞典に語根・語源の旧字(甲骨文字とか)が載っている。これは、言葉として使われている歴史が桁違いに長いことを意味している。戦前、戦後に制定された程度の専門用語とは区別して然るべき『別格の言葉』だと自分は思っている。

 例えば『虹』(ニジ)という言葉。こういう言葉は言霊的な強い力を持っていて、広義の意味、比喩的な多くの意味を持つ。それらの多くの意味は、いつまでも『生きた言葉』として社会で使われ続ける。

 『漢字一文字で広義の意味を成す単語』を、一つの専門概念の中に押し込めてしまう今のネット社会というものに一抹の不安を覚える。言葉の力がそぎ落とされているような気がして… 言葉の力が弱くなったら、それを使う人間の言語表現能力も弱くなると思う……

 正確な記述ももちろん大事だが、言葉には広義的な表現方法もある(しかも広義の言葉の方が説得力がある)。正確性にこだわりすぎると、生きた言葉を使う機会を失ってしまう。

 相手が「分かった!」と言って納得し喜ぶ姿…それが見たいなら、専門用語を多用した挙句に分からないことは各自ググってね…とするよりも、社会的に認知された生きた言葉を使った方がいい。ネットで検索しても出典に辿り着けることはほとんどない。ほとんどの出典は有償の物なので(政府刊行物なんかもう、ブラッディプライスだよ)。