地球の車窓から(-2)
都内に居ながらにして金環食が観られるという千載一遇のチャンス…義務教育の学校の多くが登校時間を遅らせる等、粋な計らいをしてくれている。あとは天気次第。
日食が起こるのは新月の日、月食が起こるのは満月の日。この現象は、地球から見た月が順光か、逆光かの違いに過ぎない。新月や満月は、ほぼ30日周期で毎月見られる。珍しくもない自然現象だ。
仮に、月の公転軌道と地球の公転軌道が『同一平面』上にあったとしたら、毎月の朔の日、望の日に食が観測されるはず。だが、さすがに宇宙は、そこまで単純化されていないようだ。