風 山 堂

(foussin's diary)

ピラカンサ

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はかる【 図 】
 

 ホームセンターで日用品の買物中、ピラカンサの鉢を衝動買いしてしまった。

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 実は、ベランダに二鉢ほど置いてあるが、今年はずっと放置していて、枯らせてしまった。2つのうちの 1つは完全に枯死してしまったが、もう 1つは、よく見ると彦生えが伸びていた。先月の台風ラッシュのお陰でかろうじて生き延びたようだ。

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 実に無残な姿になってしまった。で、枯れ枝をざっと切り落とし、雑草を除去し、枯れた幹に新芽を寄りかからせてみた。↓

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 このピラカンサ… 枯死した鉢の剪定枝から挿し木で増やしたもので、1996~97年ごろに鉢植えしたもの(樹齢 15歳ぐらい)で、オリジナルの方(枯死した方)は、元々はベランダに野鳥を呼び込むために、さらに 1年前に買った。食料の乏しい冬になると、ヒヨドリオナガがやってきたものだった。ゴールデンウィークの頃に咲く小さな白い花も可憐だ。


 実は、こいつらには密かに名前を付けていた。

  オリジナル:アダム(枯死した方)
  挿し木の方:イブ    …イブはアダムの肋骨から作られた…

 1996~97年ごろだと記憶しているが、都内で大雪になった年があった。その時、屋根の雪がベランダに落ちてきて、その重さでピラカンサの幹が真っ二つに折れてしまった…かろうじて皮 1枚で繋がっている状態。。。で、自分はその時、ダメ元で


  折れた枝を繋いで、つなぎ目を針金でぐるぐる巻きにして放置


…そうして 7月ごろ、針金を取ってみたら、折れた箇所がコブのように盛り上がって、見事に再生していた。この生命力には心底驚いた。

 このピラカンサという植物…銀色の幹といい、肉厚の葉といい、成長の早さといい、古代からの荒々しい生命力【※】にみなぎっていて、『アダム』の名に相応しいと思い、命名したのだった…


 とりあえず、今回買ったピラカンサを『2代目アダム』として、大事に育てていこうと思っている。



【※】ピラカンサの唯一の弱点は『乾燥に弱い』ことです。