風 山 堂

(foussin's diary)

地球の車窓から(1)

月の動き方

2012.05.24 Thu

 今回の日食。光学機器やメディアが充実した今だからこそ盛り上がった…そういう機運もあったかもしれない。コンパクトカメラで、ここまでの画像が撮れるとは正直、思ってなかったし。さらに、自宅に居ながらにして観れる、という幸運が重なった。

 今回の日食…。自分自身、宇宙に想いを馳せる単純な子供ごころを取り戻した。それが素直に楽しかった。

 自分は、はてなダイアリーで『Perl』のネタを書いているが、今日は、興奮冷めやらぬうちに、もう少しだけ、日食から触発されたネタを書こうと思った。プログラミングのモチベーションとして、宇宙の不思議をシミュレートして体感したいっていうのも、なくも無くもない。。。

 で、無謀にも『地球の車窓から』というシリーズ化を敢行。あと、おかわり 2杯はイケル感じだ。

 まずは、前回撮影した画像をアップで、少しばかりの補正もして再掲する。↓

 

(Photoは後で貼る)←なぜか、補正前の写真に置換されてしまう…why?

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06:36 日食欠け始め

 

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(Photoは後で貼る) 07:38 金環食の最中

 

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(Photoは後で貼る)  07:45 金環の終わり

 これを見ると、太陽が月を追い越していくように見える。大人は「それが何か」…ぐらいにしか思わないだろうけど、子供は不思議に思うハズ。

 太陽や月が動いているのは『地球が自転しているため』…それは子供だって知ってること。でも、太陽と月が、地球から見ると違う速度で動いているワケを、ちゃんと説明できる子は、そんなに居ないと思う。それをオヂサンが分かり易く説明するよ。

先に結論から

 要するに、地球の自転の向きと同じ方向に、月が公転運動をしているため。一方の太陽は全く動いていないので、地球から見た相対速度は、月のほうが遅くなる…そういうことだ。

具体的に

 大雑把に言うと、地球は 24時間で 360度回転している。ということは、12時間で 180度回転する。地上から太陽を見ると、12時間で 180度動いているように見えるワケね。


 一方の月は、約30日で、地球の周りを 1周する(公転運動)。ということは


        360度 ÷ 30日 = 12度


…1日(24時間)で 12度動いている。12時間で 6度。6時間で 3度。3時間で 1.5度動く。日食の欠け始めから終わりまで、だいたい 3時間なので、その 1.5度の差によって、太陽が月を追い越していくように見える…と、そういうワケだ。

じゃあ、月は…

 太陽は 12時間で 180度動く。じゃあ月は、何時間で 180度動くのか… これは小学生の知識で答を出すのは、ちょっと難しい。分かっているのは、12時間で 174度動く…ということ。あと 6度動くのに何分かかるかは、太陽よりも 1/30 の速度差で動いている…ということに着目すれば答は出ると思う。

 が、オジサンの頭が限界なので、ここら辺で勘弁してほしい… オジサンは文系出身なの。文章で説明するのは得意だけど、数学的な説明は苦手なの。。。


 次回の投稿日は未定。そんな、矢継ぎ早には書けないから…