雪を静止させて撮るには…
…シャッター速度をどのぐらいにすれば良いのか。
昨日、東京に降った雪…
この写真を見ると、まるで東京に大雪が降ったみたいに見えるけど、実際のところは午後には雨に変わり、夕方には跡形も無く溶けてしまったワケで。。。
結局、大雪みたいに見えるのは、シャッター速度が低速になってしまったのが原因だよね。あとで exif データを確認したら
露出:f5.3、1/80秒、感度:ISO 400、
35mm焦点距離:169mm(中望遠)
やはり低速シャッター(1/80秒)になっていた。この時は、オート設定のまま、カメラ任せで撮影した。
で、雪を静止させるには、どのぐらいのシャッター速度が必要かが気になって、お昼頃に『シャッター速度優先』設定にして、何枚か試し撮りしてみた。
既に降雪のピークは過ぎていたので、ショボイ写真しか撮れてないけど、代わりに空が明るくなっていたので感度は『ISO 100』でいけました…
(35mm焦点距離:34mm)(広角レンズ)
(35mm焦点距離:41mm)(広角レンズ)
(35mm焦点距離:103mm)(中望遠レンズ)
(35mm焦点距離:580mm)(超望遠レンズ)
(35mm焦点距離:87mm)(中望遠レンズ)
(35mm焦点距離:195mm)(望遠レンズ)
(35mm焦点距離:41mm)(標準レンズ)
(35mm焦点距離:50mm)(標準レンズ)
まあ、雪質や風速によっても変わるでしょうけど、
シャッター速度:1/320 ~ 1/400 秒
…なら、雪も止まって写るのかな、って感じ。広角レンズなら、1/250 秒ぐらいでも、遠くの雪は止まって見えると思う。ただ、広角で『遠くの雪』は、白い点にしか見えない…… 広角でも、近くの雪を止めて、雪の粒を大きめに写すのなら、やはり 1/320 秒の速度は欲しいかも。
暗い雪の日に 1/400 秒はキツイ…と思うかもしれないけど、雪は『白い』ので、平均測光がアンダーでも、意外と撮れてる可能性が高いと思います。
あとは、雪にピントを合わせる方法…
正直、コンデジで虚空を漂う雪にピントを合わせるのは、ちょっと難しそう。上記の画像はオートフォーカスで撮った。で、見事に『背景の壁とか』にピントが合ってしまっている。
一眼なら、とりあえず
・オートフォーカスで背景の壁にピントを合わせて、
・あとは手動でピントリングをちょっとだけ戻してやる。
…こうすれば背景のちょっと手前にピントを合わすことができるのだが、コンデジで『マニュアルフォーカス』に切り替えると、『∞』からスライダーで調節する仕組みになっているので、背景のちょっと手前にピントを合わせる…というのが簡単にはできないっぽい気がする。